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猫の爪とぎには理由がある

猫の爪とぎには理由がある

猫たちの魅力はなかなか一言で語り尽くせませんが、ふわふわ柔らかな触り心地はたくさんある魅力の中の1つですよね。


お顔まわりやお腹、肉球などなどずっと触っていたくなるなんとも言えない触り心地ですが、そんな中ふわふわとは程遠い鋭い存在なのが「爪」。

ほそく鋭い爪が彼らには備わっていて、抱っこの時や遊んでいる最中に、人の腕などに爪があたってできる引っ掻き傷は仕方のないこととはいえ、意外としっかり傷になりますよね。

犬たちはお散歩で多少削れたり人が爪を切ったりすることがあっても自分でお手入れはしませんが、猫たちはその特徴的な爪のお手入れを欠かしません。


では、なぜ爪のお手入れをするのでしょうか。

爪をとぐ必要性

猫が爪をとぐという行為は当たり前のこととして広く知られていますが、およそ生後2ヶ月頃から爪とぎの行動が出始めると言われています。


誰が教えるでもなく気づいたら始めている行動の1つですが、なぜ爪とぎをするのでしょうか?

そこで、まずは爪をとぐ必要性を改めてみていきたいと思います。


<爪の精度維持>

・古くなった爪の外層を剥がして鋭い爪を維持

・狩に備えて


<危機回避のためのメンテナンス>

・身に起こる危険から高い場所などに避難するときの滑り止めのため

・襲われそうになった時やケンカに巻き込まれそうになった時のため


以上のような理由があると言われています。

猫が爪とぎしたいとき

必要性については以上のことが主な理由ということで、本能的なところが大きことがわかりますね。

次に確認しておきたいのが、「いつするのか?」です。

猫たちはどんな時に爪とぎをしたくなるのかを見てみたいと思います。


<自己主張>

・肉球にある「臭腺」からでる強いニオイをつけ、自分の場所をアピールするため

・傷をつけることによってマーキングをしている

・飼い主への関心を引くため

<気分転換>

・ストレスを感じた時の転移行動

・気持ちを切り替えたり、落ち着かせるため


こうしてみると、猫にとっての爪とぎは、実に様々なきっかけや意味があるということがわかります。

やっていいよを作る

前述したように、爪とぎしたくなるタイミングというのは実に様々ですね。

気分転換に関しては、人で例えるとあくびやストレッチといったような感覚と近いと感じます。

そういった感覚で猫たちは爪とぎをしようとするわけなので、「したい時にしたい所でやるもの」という行動が爪とぎなのだと思います。

つまり、家の中で一緒に暮らしている猫たちは、壁や家具、ソファーやドアなど全てのものが爪とぎの対象になるというわけですね。


ですので、好きにやらせてあげましょう!

というわけではなく、どこでもやらせてあげることができない分、「ここでやってね!」としっかり準備することが大切ですよね。





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