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動物たちに無理をさせない撮影現場(前編)


動物たちに無理をさせない撮影現場


ホームページのビジュアルが新しくなり、より彩り豊かなイメージになったと思います。

テーマは「COLOR YOUR LIFE / 暮らしに彩りを」をテーマに合わせて撮影を行いました。

今回はその様子と、撮影を行うにあたり、PECOLOが動物たちに対して、どういうケアを行っているのかも併せてご紹介したいと思います。



モデルはみんな家庭犬・猫


ここで登場している犬や猫たちは、みんな普段はいわゆる家庭犬・猫です。

家族と共に暮らし、お散歩に行ったり、美味しいご飯を食べたり、おもちゃで一緒に遊んだり、ベッドであられもない姿で寝ていたり、普段は一家族として過ごしている、そんな彼らが今回のモデルです。


プロのトレーナーがトレーニングしているのでなく、どこかの動物プロダクションから派遣されてきたのでもなく、飼い主さんがハンドラーということです。



なぜ家庭犬・猫をモデルにすることにこだわるのか


PECOLOには「ペットと共に過ごす生活空間をより快適に、洗練されたものへ。」「大切な家族だから、いつまでも健康でいてほしい。」こういったことを軸に、ペットのことを第一に、人との共生を意識したプロダクトを提案していますが、併せて、QOLも大切にすることも意識したいと考えます。


ですので、撮影の現場によっては過酷なものもあるようですが、PECOLOで行う撮影では無理矢理人間の都合だけでやらせるのではなく、動物たちになるべく協力してもらえるように進めたいので、常に一緒に過ごし、トレーニングを重ねて誰よりも理解している飼い主さんがハンドリングする家庭犬・猫にモデルをしてもらうのが理想的だと考えるからです。



大切なことは楽しんでやれるかどうか


では、そんな彼らがどうやってあのように写真を撮らせてくれるのでしょうか?

それは日々の関わりというのが大きく関わってくると思います。


彼らに無理矢理ポーズを取らせたり、失敗すると怒るといった方法は使いません。

そうではなく、自信を持ってそしてやりたくてそれをやってくれるような取り組みを普段から行っています。


失敗を経験させない取り組みを行い自信をつけていきます。自信を持っていることで自主的に行動してくれやすくなり、そうすると前向きに楽しんでやってくれるようになります。

そして、楽しそうにしてくれている姿を見れば、間違いなくこちらも楽しくなりますものね。



撮影はどんな時も動物たちに無理をさせないこと


今回の撮影では、コンパニオンアニマルと暮らす上でフェアであるかどうかを探究しながらトレーニングや暮らしを考えることをモットーにしている「D.I.N.G.O.」という団体が積極的に行なっている「タレント犬」のプログラムをトレーニングとして取り入れている飼い主の方たちにも依頼をしました。


そのプログラムには、今回の写真の作品のような「スチール撮影」に対応したものと、ドラマや映画、CMなどの動画に対応する「ムービー撮影」の2種類があり、それぞれにできるようになっておくと良い合図や、お仕事をする上で気をつけるべきこと、その他撮影に関する知識なども合わせて学ぶことができるのですが、実は実生活でも役立つものがとても多いプログラムになっています。


また、「FDET / フィルムドッグエバリュエーションテスト」といって、12個の項目が用意されている評価試験もあり、これは合否判定ではなくその時の実力を評価するテストで、実際にさまざまなお仕事をしている犬や猫たちも受けていて、課題を確認するために受けることもできるテストです。面白いので、一度受けてみるというのも楽しいかもしれません。


先述したように、どちらも楽しく進めるにあたっては、普段の取り組みが欠かせません。

しかし、ただ闇雲にやるのではなく、科学的な考え方を取り入れたプログラムを実施するだけで、動物への負担は少なく、そしてお互いが楽しく進められる取り組みになります。


そして、失敗したら怒るのではなく、まず失敗させないように環境を考え整えることと、正解を伝えながら進める方法なので、協力してくれやすくなります。


犬や猫たちにはお仕事なのかいつものコミュニケーションなのかはわかりません。

しかし、実際のお仕事では初めての場所、初めて会う人たち、初めて見るものなど、いつもと違うことがたくさん起きます。

いつものコミュニケーションの中でどれだけ自信と、信用を積み重ねておけるかで、そんな状況でも負担を少なく進めていくことができるので、そういったことを意識しながらの関わり方が大切だなと本当に感じます。



プロ同士で進む現場


撮影してくださったカメラマンは普段は人を中心に撮られている方です。

PECOLOの撮影だけ犬や猫を撮影するお仕事なのだそうですが、とても彼らに配慮して撮影してくださる方です。


立ち位置やポーズに関してリクエストがある時は、まずできるかどうか確認してくださるのでハンドラーはとても答えやすい状況を作ってくださいます。

その上でPECOLOのプロダクトがより良く際立つような作品に仕上げてくださいます。

普段とは違う環境下でも全力で、良いものを作るために取り組まれる姿はやはりプロだなと改めて感じました。


また、ハンドラーから「これは今できないが、こういうことができるけどどうだろうか」という提案も寛容に受け入れてくださるのでお互いの無理を少なく、そして良い方向に進めていくことができました。

ハンドラーとして、できないと終わらせるのではなく、良い作品を作るために別の提案ができる引き出しを持っているのもプロとしてできる準備だと思います。


撮影に携わる方がみなさんプロという意識を持った現場で、とても良い緊張感の中、でも無理をせず進んでいったのがとても印象的でした。



まだまだご紹介したいことがたくさん!


今回は撮影にあたっての考えなどを主にお伝えしましたが、やはり撮影風景などもご紹介したいと思っています。が、長くなってしまうのでそちらについては次回詳しくご紹介したいと思いますのでお楽しみに!


また、たくさんの撮影した作品は、このHPやインスタグラムで順次公開されていきますので、どうぞ楽しみにご覧ください!

PECOLOのインスタグラムはこちらです。




 

上原 愛裕美 ドッグトレーニングインストラクター D.I.N.G.O.認定インストラクター/A.D.I.C.T PROスペシャリティ(クリッカートレーナー)/FDET(タレント犬評価試験)ジャッジ 人道的かつ科学的なフェアトレーニングをもとに、人も動物も楽しんで取り組めるようなトレーニング手法をご提案している。 https://dingo.gr.jp


※本ブログは、大切な家族が、いつまでも健康でいてほしい。そう願うすべての方にご提案しています。個人の考えや、個体差がありますのでご参考程度にご覧ください。

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