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世界一小さい体と大きな丸い目が魅力の犬種といえば?!


PECOLO Pet House Table / Ivory


世界一小さな犬種としてよく知られているのは、そう、みなさんご存知のチワワです!

サイズ以外にも魅力のある特徴といえば、顔のサイズに対してとても大きいうるっとした目や、アップルヘッドと呼ばれる丸い頭などがありますね。



チワワってどこで生まれたの?

そんな特徴のあるチワワはメキシコ原産の犬種。世界で最小の純血種であると考えられている犬種でもあります。これはとても有名ですね。


メキシコでどんな風に暮らしていたのかというと、かつては野生に生息し、トルテカ文明の時代にメキシコ周辺に住んでいた部族が飼育していたと考えられています。

「テチチ」という古代犬が、チワワの祖先ではないかというのが最も有力な説とされています。


それを裏付けるのが、トゥーラというメキシコ中部イルゴダ州にある、10~12世紀にメキシコ中央高原で栄えたトルテカ文明の代表的な遺跡に、「テチチ」と呼ばれる小型犬の絵が装飾として使用されているのですが、これらの犬の像は現在のチワワ(スムースコート)にたいへん似ているというのが大きな理由だということです。

また、メキシコの山間部の村は日中と夜間の寒暖差が非常に激しく、夜になると村人たちは懐に収まるサイズの犬を湯たんぽがわりに抱いて寝て、暖をとっていたのだとか。

テチチという犬は今のチワワよりも少し大きかったようですが、そういった背景もあったことから小さい犬が好まれていき、今のサイズになっていったと考えられているそうです。



さらに日中は村に見知らぬ人が来たり、異変があると吠えて知らせるといった番犬としてのお仕事もしていたと考えられています。

当時は愛玩犬ではなく、お仕事をする犬種であったというのが興味深いですね。


そして時代は変わり、チワワの愛らしさと評判がメキシコのみならずアメリカにまで伝わると、ドッグショーをきっかけにアメリカで大人気となっていき、1904年に初めてAKC(アメリカンケネルクラブ)にチワワが登録され、その後1952年にはスムースコートとロングコートを区別して登録されるようになりました。


Pecolo Foodstand S-tall / Ice Green


チワワはメキシコ原産じゃない?!


と、ここまでの歴史はとても有名ですが、なんとこの歴史を覆す説が唱えられています!

チワワの原産国はメキシコではないという、これまでとは根本的な所から違う説が存在し、なんとメキシコから遠く離れた中国やヨーロッパであるとする説も登場しました。


絵画に描かれていた犬がチワワによく似ていたことなどから、ヨーロッパはマルタ島が有力視されているそうですが、マルタ島が原産とされるマルチーズだけが島に残ったのだとすると、その理由は?など疑問も残るためまだまだ解明の余地がありそうです。

また、2013年に研究者たちによって1000年前からメキシコに存在していた古代犬と同じDNAがあることが発見されるなどさらに真実は謎に包まれる状態に。。


どこが原産国であっても彼らの魅力が変わることはありませんが、どんな歴史を辿ってきたのかとさらに知りたくなりますね。


チワワの体や毛色の特徴

※犬種については、ジャパンケンネルクラブ(通称JKC)という一般社団法人によって定義付けが行われていますが、今回はそこで公認されているサイズや毛色などをご紹介いたします。


[サイズ]

体高 体重のみが考慮され、体高は考慮されない。

体重 1kg ~3kg


[毛色]

毛色には細かい決まりはなく、マールという大理石のようなまだら模様を除く、毛色の組み合わせが認められています。


*よく見られる毛色

ブラック・タン  :黒色ベースで薄茶色の差し色が入っている

クリーム     :薄く柔らかな黄色に近い

レッド      :赤茶色

ホワイト     :白色

チョコレート・タン:茶色に薄茶色の差し色が入っている

ブルー      :青みがかかった黒や銀、灰色にも見える絶妙な色合い

他には「セーブル」や「フォーン」などがよく見られる毛色ですね。


と、正直本当にたくさんの毛色があり、こちらで挙げた以外にも本当に様々な色や組み合わせがあるので、毛色のバリエーションが豊かなのもチワワの魅力のひとつかもしれません。



[コート(被毛)]

チワワの被毛は長さによって「スムースコート」と「ロングコート」の2タイプがあります。

スムースコートは体にぴったりと密着するような短い毛で光沢があります。

ロングコートに比べ毛が抜けやすいとはいえ、日々のブラッシングなどのお手入れは大切です。


ロングコートは全身を長い毛で覆われていて、耳や足、しっぽに飾り毛が付いていいます。毛が絡まりやすいため、同じくブラッシングなどの日ごろのお手入れは欠かせません。



気をつけてあげたいことはたくさん


一緒に暮らす上で大切なことはお手入れ以外にもたくさんありますが、元気に走り回っていても実際はちょっとした段差なども彼らにとっては大きな障害物となるため、段差を狭くしたり、家の中で滑りにくい対策をしたり、休息しやすいように快適さを整えてあげることは当たり前ですが、年齢ごとに見直すことも大切ですね。


そして毎日のことだからこそ食事内容や姿勢に関しても、未来のことまで見据えて1日でも長く元気で一緒に過ごせるよう、できる限り気を使ってあげたいものです。


Pecolo Foodstand S-tall / Sakura



大切なケアは嫌いにならない工夫を


そんなお手入れですが、体が小さい分「これ以上はやめてほしいんだけど…」「それ苦手なんだけど…」「こわいな…」という犬たちからのサインが見逃されがちです。


そんな中、強引に進めてしまったり、思うように動いてもらうために叱ったりすると、飼い主さんへの不信感へつながります。

お手入れへはどうしてもしなくてはいけないものですが、その意味は犬たちにはわかりません。

なので、できるだけ負担を少なくできるように、体に触られることに対する良い印象を持ってもらえるような取り組みができると良いと思います。


そして、寒さ対策として着せる洋服ですが、これも着ることが当たり前ではなく、そもそも犬自身に服を着るという概念がないことを忘れずに、無理に着せたりせず良い印象を持ってもらう取り組みをすることもとても大切です。

小さい体とまんまるな大きな目でこちらを見られると、ついつい手を焼いてあげたくなりがちですが、忘れてはいけないのはチワワも「犬」であるということ。

一方的に可愛がるだけでなく、彼らのメッセージを見逃さず、彼らが犬としての満足感を得られるようなものを提供できるように日々取り組んでいきたいものですね。



また、今後も様々な犬種を取り上げていきたいと思いますので、どうぞお楽しみに!






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