食べ物の好き嫌いは矯正すべき?
大切な家族の健康を守るのは飼い主の責任の1つ。
食事は愛犬・愛猫の健康に大きく影響するため、栄養バランスを考え、原材料やメーカーにこだわったり、手作りしたり様々な工夫をして彼らのことを考えた食事の準備をします。
……しかし、なぜか食べてくれない。
なんともガッカリしますね…。そしてとても心配です。こういった、食べてくれないというお悩みを飼い主の方からご相談されることがよくあります。
人間の子供が好き嫌いをしたりご飯を食べたがらない時は、「あなたのために作ったのよ」「このお野菜が体を作っているんだよ」と説明したり一緒にご飯を作ったりしながら食べ物への興味を促す方法もあるそうですが、犬や猫たちにはそうはいきません。
食べない理由はどこにある?
食べるということは生きることに直接つながるわけですが、それでも食べないということはなにかしら理由があるということですよね。
<食べない>のではなく、
<食べられない>という状況も考えるべきではないでしょうか。
好き嫌いするのは誰のせい?
わがままだからでしょうか?気分屋だからでしょうか?そんな理由で済ませず、犬・猫目線で考えてみるのが大切だと考えます。
〈体調がすぐれない〉
特に季節の変わり目や気温や湿度が一気に変化するこのような時期は体調が安定しないことがよくあります。そういった状況の時は食欲が落ちるようです。ただ、だからといって様子見が必ずしも良いわけではないので、獣医さんに診てもらうことも考えておくのが良いでしょうね。
〈体のどこかに不具合がある〉
先程の体調がすぐれないとも言えますが、この場合は実際何かを発症している状況です。例えば内臓の不具合や口腔に異変がある場合などが考えられることが多いので、できるだけ早く病院へ行くのが良いですね。
〈食器が合わない〉
ご飯を入れている食器がズレたりするのも食べにくさの原因の1つですね。また、食器の深さも関係があるようで、猫の場合はヒゲが食器に当たることにとても敏感になり食べないということにつながることがあります。
PECOLOのFOOD STANDは見た目がシンプルなデザインですが、しっかり安定する設計になっているので、食べながら食器も一緒に動いてしまうというお悩みに対処できます。
このスタンドはとても豊富にサイズ展開をしているので食べやすいぴったりの高さにすることができますので、食べずらいということを彼らが気を取られず食事をすることができます。
そして、セットするフードボールは深さを選べるので、その子の体のつくりに合ったもので、先程のヒゲが食器に当たってしまうなどの不快感を軽減させることができますね。
とても敏感なタイプだと、食器の素材も気になるようです。今使っている器の素材を別のものに変えてみると。改善されるといった例もあります。
〈追いトッピング待ち〉
なんとかして食べて欲しいと思う気持ちから、何か美味しいトッピングを追加することもあるかと思います。
ただ、それが続くと、追いトッピングを入れてくれるのを待つようになるので、まずは食べずに待つということになりやすいですね。
いざというときに、食べない!は困る
以上のような様々な理由があることがわかりました。
身体的な問題は獣医さんと相談しながら対処すること、食事環境は見直す余地がまだまだありそうということがわかりました。追いトッピングに関しては時として、最初に出されたものを食べない方が得と考えるようになるので、そこはグッと堪えるのが良さそうですね。
それで食べてくれるならいいじゃないかという意見もありますが、もちろんどうしてもの時はそれでも良いかもしれません。ただ、頻繁にそうしていると、毎回同じトッピングでは納得してくれなくなり、グレードを上げていかなければならず、食べさせてあげられるものが尽きてしまった時の対処がありません。
また、療法食を食べなければいけなくなった時、それしか食べられるものがないのに、いつものように追い待ちになるとこれは大変です。療法食しか食べてはいけないため、他のものをあげてしまっては治療に影響しますし、頑なに食べてくれなくなるといのちの危険にもつながります。
ですので、食べないからといって安易に色々加えたり変更したりしてしまうのは避けたいものです。
楽しく食事することが大前提
決して厳しくしようというわけではなく、犬や猫のQOLを考えれば様々なものを食べられることが良いと考えています。私たちは、例えば今日はご褒美に特別なスイーツ食べよう♪とか、いつもより高級なお肉食べよう!などあると思います。そういうことってワクワクしたり、気分が上がりますよね。
しかし、犬や猫は自分たちの意思ではそういう楽しみは叶えられず、私たちから出されたものしか食べることができません。ですから、たまに食事の内容を最初から変えたり、様々なものを食べさせてあげるのはとても良いと思います。
こういう機会があれば、「今日はどんなご飯かな♪」という食事の楽しみもできるでしょうし、色々な食べ物に偏らず取ることもできます。
気をつけたいのは、食べないからといってすぐに何かを足したりするのではなく、まずはなぜ食べないのか?を犬や猫目線で冷静に考えてあげることが理想的ですね。
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