7月に入りましたね。
夏の本気をみせつけられたような暑さになったかと思えば、大雨だったりとコロコロ変わるお天気ですが、みなさまいかがお過ごしですか?
そんな落ち着かないお天気でも、やはり気温の高さは気になります。
私たち人ももそうですが、一緒に暮らす大切な愛犬・愛猫の暑さ対策もしっかりとやっておきたいです。
様々な場面で暑さが気になりますが、お留守番の際に気をつけたい部分を中心に確認していきたいと思います!
まず暑さ対策の前に、まずは一緒に暮らしている愛犬・愛猫の暑さに対して「どうやって、体温調節をしているのか」というのを改めておさらいしてみたいと思います。
平熱が平熱じゃない?!
ややこしい見出しになりましたが、初めて犬と暮らし、動物病院で愛犬の体温を計ってもらった時、「はい、平熱ですね」と見せてもらった体温計の数字を見て、「高っ!!!」と驚いたのを今でもよく覚えています。
犬猫の平熱
・犬 約38.5~39度
・猫 約37.6~39.2度
私たち人の平熱から比べると、1.5~2度ほど高いですよね。 自分だったらフラフラするような体温です。
このように平熱が人間より高いのに加えて、「汗腺」も私たちと比べると非常に特徴的ですね。
汗腺ってなんだ??
おおまかですが、「汗腺」は汗を作り体の外に出し体温調節をするはたらきをもつ器官ですね。
ちなみに、人間の汗腺の数をご存知ですか?
汗腺の分布密度というのは約130~600個/cm2なのだそうで、総数はなんと約300~400万個あるのだとか!!
全ての汗腺が活動しているわけではないというものの、思っていた以上にたくさんあって驚きました。
もちろん個人差があるのは大前提ですが、発汗機能を示す能動汗腺数は日本人で平均230万個ということです。
また、この汗腺数はかなり地域差があるようで、同じアジアでもフィリピン人は平均280万個というデータがあり、気温なども大きく関係しているのですね。
ちょっと本題とそれましたが、犬猫たちは「汗腺」が手足の肉球だけと、私たち人と比べると汗をかく機能犬猫たちは圧倒的に少ないです。
ですので、気温がどれだけ上がって体温が上昇しても、人間のように汗をかいて体温を下げることが出来ないのですね。
犬猫は体の熱をを冷ますことはできないのか?
汗腺が少ないことによって、私たちのように汗をかいて上がった体温を下げるのとは別の方法で彼らの体に蓄積された熱を冷ますための動きをします。
・犬 口を開けてハァハァと息をしたり、舌をだらりと垂らして呼吸し放熱する ・猫 涼しい場所で体温を極力上げないようにだらりと伸びる
地肌をなめて体の表面を濡らし風に当たることで暑さを凌ぐ
おおまかにですが、このように私たちとは違う方法で体温を調整していくので、暑さ対策が人と全く同じでいいと言うわけでもないというのが改めてよくわかりますね。
犬も猫も熱中症になる
連日ニュースでも取り上げられる熱中症。
体温の上昇や極度の脱水が起こる為、早急に対処しなければ命に関わる場合が多いと言われています。
私たち人と同じように犬や猫も熱中症になりますが、やはり同じように室内でも起こります。外にいて太陽の日差しを浴びると、暑い夏は危険なことが想像しやすいですが、直射日光を避けていても罹ります。
夏の車内や機密性の高い建物など異常に温度が上がることが原因でも起こるということなので、お留守番の時もお家の中だからと、安心しすぎず対策はしっかりしておく必要がありますね。
お留守番の準備で大事なポイント
ここからは具体的な準備をご紹介していきます!
●移動スペースを確保
可能な限りお家の中のドアは解放しておくと、時間ごとに涼しい場所を自分で見つけて移動することができます。
●体を冷やすグッズも活用
ペット専用の冷感マットを用意して、その上に寝ることで熱を放出しやすくしたり、水を入れて凍らせたペットボトルなどをバスタオルで巻いた状態で置いて、体の一部をあてて冷やしやすくできるように準備してあげるのもおすすめです。
●カーテンを閉める
直射日光を防いで室内の温度を上げにくくすることが目的なので、遮光カーテンも有効ですね。
●エアコンも活用
エアコンについては色々と話題になりますが、低い温度である必要はないそうですので、冷え過ぎないように、そして冷気を行き渡らせることがポイントになるそうなので、サーキュレーターや扇風機などをうまく活用したいですね。
お水はとっても重要!!
先述したように、口を開けて呼吸したり、体液を空気に当てて気化熱によって体温を調節するので、飲み水はとても大事です。
1年を通してお水はとても大事な資源ですが、特に暑い時期はお水の準備はしっかりしたいですよね。
そこで、ここからはおすすめしたいお水の準備ポイントをご紹介します!
●飲みやすさ!
体に取り入れやすくするのもとても大事だと考えています。
体への負担を最小限にし、バランスが取れた姿勢で飲めるように、体に合った高さのスタンドを使用することをおすすめします!
●量を多めに用意!
留守にする時間が急なことで予定より長くなってしまうことも想定しておきたいです。
ですので、量は余裕を持って準備したいですね。
ちなみに、Food Standの陶器・深型ですとお水をしっかり入れることができるのでお水用に探されている方からご相談されたときはおすすめする器です。
●数を多めに準備!
1ヶ所だけでなく、地震でお水がこぼれてしまったり遊んでいる最中にぶつけてこぼれてしまったりなど、万が一のことを考えて数カ所にお水が飲める準備をおすすめします。
そして涼しいところを探して移動した先の近くにお水があると、タイムリーに体温調整をすることができますし、何より暮らしの快適さが増しますね。
最後に
「お留守番」と言うだけで色々と心配が尽きませんが、暑い時期はより心配事が増えます。
そんな時こそ、できる準備はしっかり整えて心配な部分を減らし、少しでも快適にお留守番をお願いしたいものですね。
※本ブログは、大切な家族が、いつまでも健康でいてほしい。そう願うすべての方にご提案しています。PECOLOのフードスタンドをはじめとするペットグッズのご紹介や、食事に関すること、その他にも暮らしをより豊かにする情報をご紹介しています。個人の考えや、個体差がありますのでご参考程度にご覧ください。
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