新年度が始まりましたね。
ご進学、ご就職されるみなさまおめでとうございます!
桜が満開になり、他にも色とりどりの花たちがあちこちで目に飛び込んでくるとなんだかワクワクしますね♪
でも、新しいことが始まる時は、あまり無理をせずお過ごしくださいね。
(こちらもよければご参考に)
新年度になると色々と大変なこともありますが、個人的には名前を覚えるのが得意ではないのですが、大切な名前ですから間違えてしまって相手に不快な思いをさてしまわないように!という気持ちで常に頭がいっぱいです(笑)
名前といえば、私たちと一緒に暮らす犬や猫たちにも、色々な思いを込めて考えた名前がそれぞれについていますよね。
みなさんは、そんな名前を彼らがどう認識しているか、を考えてみたことはありますか?
今回はこの名前について考えてみたいと思います。
名前の概念
PECOLO: Food Stand S tall / Ivory
PECOLO: Cat Scratcher / White
名前とは人や物にもそれぞれの区別をするためにつけられるものですね。
私たちはもちろんそれを理解していますが、彼らはどんなふうに捉えているのかとても興味があります。
名前を呼んだらこちらをみたり、その場で動かなかったりと反応が実に様々です。
犬や猫たちが同じ概念でいるかどうかは直接聞いて確認することができないので、同じような概念があるかはなんとも言えません。
少なくとも、名前の言葉が聞こえる時の関連性を常に考えているのだと感じます。
その時々で名前に対する反応が違うと感じられるのは、そう言ったことを考えているから起きる反応ではないかとも考えます。
どんな時に名前を呼ぶのか
ここで突然ですが、ちょこっと問題です!
Aさんは「ペコ」という犬と暮らしています。
そのAさんとペコの日常のやりとりを取り上げてみます。
これらはどういう意味が込められていると思いますか?
①「ペコォォォーっ!」
②「ぺェコォォォォ」
③「ペコ!」
④「ペコー!」
文字だけなので若干ニュアンスがわかりづらいかと思うのですが、なんとなく想像してみてください(笑)
PECOLO: Food Stand L hightall / Cacao
では、答えを書いてみますので、ご自身の想像と照らし合わせてみてください!
①遠くにいるぺこを呼び寄せたい
②ぺこがやったであろうイタズラを見つけて叱らないといけない
③お座りしてほしい
④撫でたいからそばにきてほしい
いかがでしたでしょうか?
合っている項目がいくつあったでしょうか?
名前の後に何が起きているかを確率で判断するしかない大変さ
文字だけとはいえ、「これだけじゃわからないよ!」と思われたかもしれませんが、これは犬や猫たちがそのまま感じていることではないかと常々感じます。
なのできっとニュアンスを一生懸命読み取ってなんとか私たちに合わせてくれているのだと思います。
そう思うと、結構大変な作業ですね(汗)
自分に置き換えてみても、相手が何を言わんとしているのかをいつも頭をフル回転にして考えるのは結構疲れます(笑)
犬や猫たちは常にそういったことをやってくれていると思うと、なんだか苦労をかけてしまっているのかも…と思わざるを得ません。
名前は注目・注耳してほしい合図と考えてはどうか?
そんなわけで、いつも空気を読んでいるとすると、とても大変な思いをさせてしまっているので、少し名前の使い方を変えてみる、というのを考えてみました。
名前は、「これからあなたに話しかけるよ、だから注目・注耳してね!」と言う合図と考えてみると、使い方が変わります。
早速、さっきの問題を当てはめてみます。
①「ペコーっ!おいで!」
②名前も何も言わずに淡々と片付ける
③「ペコ、オスワリ」
④「ペコ、おいで」
※②についてはまた1つ記事が書けるほど深いので、また次の機会にご紹介できたらと思います
名前の後には「どうしてほしい」を伝えよう!
こんなふうに、名前の後にどうしてほしいかを伝えれば、犬や猫たちはいちいち言葉に込められた意味を毎回推理する必要がなくなり、余計なところにエネルギーを使わず手間もなく、とても楽にコミュニケーションが取れるようになると私は考えます。
「どうしてほしい」とかではなく、ただただかわいいことを伝えたい時も、「ペコ、かわいいね」と伝えることも同時にやっていきたいです。
PECOLO: Food Stand S hightall / Ivory
いろんな思いを込めてたくさん考えてつけた大切な名前、丁寧に使うことでお互いのコミュニケーションを豊にしていきたいですね。
上原 愛裕美 ドッグトレーニングインストラクター D.I.N.G.O.認定インストラクター/FDET(タレント犬評価試験)ジャッジ/A.D.I.C.T PROスペシャリティ(クリッカートレーナー)/ TAG Teach Level1
犬多めですが・鳥・猫・うさぎ・ねずみなどのトレーニングを通して人道的かつ科学的なフェアトレーニングとは?と常に考えながら、動物も人も楽しんで取り組めるようなトレーニング手法を取り入れお伝えしています。
また、犬を迎える前に知っておくだけでその後の暮らしに備えられ、犬の魅力をより味わえるような内容をお伝えするプレオーナークラスにも力を入れています。 https://dingo.gr.jp
※本ブログは、大切な家族が、いつまでも健康でいてほしい。そう願うすべての方にご提案しています。個人の考えや、個体差がありますのでご参考程度にご覧ください。
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